アポロ2号3号はいずこに…?

アポロ宇宙船でのミッションは17号まであったといわれていますが、実は2号と3号は存在していなかったのです…!!
1号でのミッションは発射台でのテスト中、司令室から出火があり宇宙飛行士3名もの尊い命が失われるという悲劇に見舞われ、実際には飛んではいません。
その後、このミッションは「アポロ1号」と呼ばれるようになりました。
この出火の原因となったのは、100%の加圧酸素で満たされていた司令船内だったのだといいます。
さらに、宇宙空間で誤って扉が開かないようにと厳重に設計された扉と、内側に開く構造に造られていたことが大きな原因でした。

同にソ連でも同じケースの悲劇が起こっており、当時すでにソ連は「船内は大気と同じ組成で運用するようになっていた」といいますが、その教訓がアメリカでは生かされていなかった。
――そういう時代でもあったようです。

ジェミニ計画とアポロ計画の間には、実は2つのミッションがあったのですが、今では欠番と記録されています。
では、現在の4号を「2号」と訂正してしまえば順番は正されるのでは……しかし、11号を基盤に13号15号といった殆ど固有名詞のように定着したミッションがいくつも存在するので、今更易々と変更なんて出来ませんね。
かくして2号3号のアポロ計画ミッションは、永遠欠番として扱われるようになってしまったのでした…。

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ジェミニ計画

ジェミニ計画というものをご存知でしょうか。
この計画とは、アポロ計画実行のために必要不可欠な技術の実用化を目指して遂行されたものです。
名前にも使われているこの「ジェミニ」とは、ご存知「双子座」からとられていますが、この計画自体2名の宇宙飛行士を通して行われるものだったところからこの様に命名されたのだといいます。
全部で12回のミッション中10回が宇宙飛行を行ったもので、様々なテストを積み重ねた中で、その研究結果の蓄積がアポロ計画の要として受け継がれています。

アポロ11号で月面着陸を果たした船長アームストロング氏も、ジェミニ8号で宇宙飛行をしています。
ちなみにこのジェミニ8号ミッションは途中、制御不能にまで陥ってしまい沖縄の東800キロ程の地点に緊急着陸しています。
救援機は立川、那覇から向かったのだそうです。

ジェミニ宇宙船もアポロ司令船に同じく円錐型をしていますが、いくらか縦長なのが特徴です。
後部に紐状のひらひらとしたものを漂わせており、何だか忘れられないデザインでもあります。

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月に散らばる地球のお荷物

アポロ計画では、とにかく色々なものをどんどん宇宙に置いて来ます。
(要するに…地球で言うポイ捨て、でしょうか)

打ち上げ時に使用されたサターンVのブースターをはじめ、月面探査車、月面陸船、支援船、その他諸々の沢山のモノを次から次にどんどんと宇宙空間に放り出し、帰る時にはあの円錐型の司令船のみとなっています。
発射前には110メートル、重さ2800トン以上もあった巨大ロケットは帰還時には、3.2メートル、6トン以下とコンパクトに収まってしまうのです。
もちろん、この重さの中には乗組員3名の体重までしっかりと含まれています。
実に…99.8%のモノがどこかにいってしまったことになります…!!

とはいってもこの内の93%は燃料ですので、差し引いた7%弱190トンが宇宙空間や月に放り出されているのです。
月に向かうときに利用される推進力になる第三段ブースターは、宇宙船が月に到着する寸前に切り離され、そのまままっすぐ月に激突させるのだそうです。

アポロ計画も然、月面には地球からのお土産がたくさん散らばっているのですね。

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巨大打ち上げロケット、サターンV!

アポロ計画の話をする上で絶対にはずせないのがサターンV型、打ち上げ用ロケットではないでしょうか。
なんと全長110メートル、2800トンをも超えるとても大きなロケットで、今に至るまでにもこんなに大きなロケットは存在しません。

しかしこのロケット、全重量の約93%は液体燃料で占められており、ロケットというよりも殆ど「空飛ぶ燃料タンク」だった……なんて考えてしまうと、なんだか笑えてしまいますね。
全重量の80%弱が直径10メートル、高さ42メートルの第一段ブースターに集中しています。
約3500トンの推力がテイクオフを可能にし、2分半で役目を完遂させます。
引き続いて、全重量のおよそ16%の第二ブースターが飛行推力520トンで6分間の飛行上昇を演出するそうです。
この約8分で95%が離脱していくというのも、中々壮大なものです。

ところで…同じころ日本で流行っていたウルトラマンシリーズに登場していた『ウルトラマンロケット』。
このロケット、何と3万トンもの重荷を乗せても宇宙に飛んでいけるのです!!
推力3500トンのサターンVですらそこまでは無理だというのに……日本のウルトラマンロケット、恐るべしですね…!!

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宇宙に眠る

宇宙で行われたお葬式の話ではありません。
アポロ15号にして初めて、宇宙飛行士が月面での睡眠をとった――というお話です。
アポロ11号のミッションの時には月面着陸からなんと20時間もの間、飛行士達は一睡もすることなく働き詰めでした。

しかし、本格的科学探査として行われた15号のミッションの時は3日間の滞在にプラスし、月面探査車まで持ち込まれて着陸地点から数10キロメートルもの距離を探査する……という計画だったので、月面でいかに睡眠をとるかということが課題になったのです。
着陸船の中では宇宙服を脱衣して、ハンモックに横たわり睡眠をとったのだといいます。
重力はたったの1/6しかなかったのだそうで…一体どんな寝心地だったのかが気になりますね。

ついで、月は地球と比べると小さいですから、2.5キロメートルも離れてしまうと地平線の先の方が全く見えなくなってしまうのだそうです。
これでは、迷子にならないように方策を練っておかないと探索も大変だったのではないのでしょうか。
私だったら、すぐに迷子になってしまいそうで怖いです。

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